1年目：まずは職場の環境に慣れる事が重要。そのために１～２か月間はメンターとコミュニケーションをしっかりとるため、昼食時や診療終了後にヒアリングを行い、職場の人間・環境・システムに体と頭をとにかく馴染ませてもらいます。診療に関しては、段階的に治療内容を判断して、実習模型・抜去歯牙を用いて手技の確認、マニュアル・口頭試問・自分のまとめファイルを作成提出してもらいます。理論と手技が確認できたら相互実習を行ってもらいます。２～６か月目：基礎となる衛生士・技工士・歯科助手の仕事ができる事を確認。その後、理事長の判断指導のもと、適切な患者症例から段階的に経験を積んでもらいます。責任は理事長がすべてとりますが、必ず理事長の判断のもと治療を行うため、ステップステップで必ず報告・チェックを受けてもらいます。　６か月後：治療に関する自身が少しついてくる時期です本人の苦手分野と得意・興味のある分野を面談で聞き、今後の歯科医師として進むべきスタイルを決めていきます。
２年目：目標は外来を半日一人で回せるようになる事です。そのためには、すべての治療に関しての知識と技術だけではなく。医院のシステム・スタッフを動かすための信頼関係の構築をする必要があります。まずは、患者を一人で初診時主訴の解決からメンテナンスに以降するまで担当できるように患者を個人配当していきます。歯牙単位で終了する治療から全顎的・包括的に治療計画を考える必要がある症例もあります。手術や矯正治療については理事長と一緒に治療を行い、その都度できるところで経験を少しづつ積ませて、安心安全に治療が終了できるようにしていいきます。もちろんその後の復習やまとめノートの作成は必ず行ってもらいます。　訪問診療では、外来で培った経験をもとに、ベテラン衛生士・助手とチームを作り、義歯の作成・応急処置を経験してもらいます。　
３年目：本人の希望・意欲に応じて、専門性を持たせるため、講習会や認定の所得を行ってもらいます。　外来を最低半日～１日一人で回してもらう事で自分で考え対応する能力がつき、更に覚えないといけないスキルが明確になり、責任感が身についてきます。　３年するとひととうりの診療は一人でできるようになるため、スタッフ・患者さんからも必要とされる歯科医師となり、院長候補として活躍できるようになります。